2020年6月14日

気密の基本の考え方

気密については、断熱とセットで大事な要素のひとつです。気密性能がよいとどんな家になるか?家の中で温めたり、冷やした空気が逃げていきにくくなったり、計画した換気がしっかりと行えたり、内部の空調換気を有効に働かせることができます。

それゆえに気密は、空調換気・断熱と3つセットで考えて適切に行うことが大事なのです。また気密は躯体ができて、窓が付き、断熱気密を行った時点で気密試験を行うため、その数値は施工精度を指し示すこととなり、嘘をつくことができない指標になります。気密を突き詰めていくと気密数値合戦になりがちですが、工事会社にとっては施工精度を示す通信簿のようなところもあり、モチベーションの一つにもなります。

サオビとしては建物の性能がちゃんと確保できる数値を取れていればよいと考えています。気密性能もQ値で示すことができ、小さいほど隙間が少ない建物と言えます。サオビでは0.5cm2/m2以下をとれるように現場指導を行なっています。案件ごとに断熱気密工事が完了した時点(工事途中)で気密試験は必ず実施し、クライアントには試験結果を書面でご報告しています。