yama||2017年4月9日

断熱材の気密施工

週明けから気温も上がり都内のあちこちで満開の桜に彩られていますが、今週末はあいにくの天気もよう。
そんななか、朝から雨模様の鎌倉へ。

 

今回の住まいはサオビとしては初めて、計画段階より外皮性能の数値化、日照の3Dシミュレーションなど、温熱環境に配慮した設計工程を盛り込んできましたが、机上の計算だけでなく、施工者さんには断熱材の施工方法解説動画を見てもらうなど、住まいをより心地よく、長くつかっていけるものにするため、施工時にも配慮しています。

 

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今回、外壁内に採用している断熱材はグラスウールですが、グラスウールは室内側の気密をしっかりして、壁の中に室内の湿気を帯びた空気が入ってこないようにすることが大事。

 

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せっかく温熱計算をしても、壁の中に湿気がはいりこんで内部結露を起こすと断熱性能を落とすばかりか、カビが発生したり、構造材の腐朽など建物全体の耐久性にも影響が出てきます。なので、しっかりと気密を取れるよう、スイッチやコンセントボックスにも防気カバーを設置したり、断熱材の端部を床まで巻き込んでおくなど、メーカー推奨の施工方法に則って確実に施工してもらっています。

 

 

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もちろん、温熱性能だけでなく、ディテールまで目の行き届いたデザイン性もちゃんと考慮。棟梁や板金屋さんとは建物の大事なポイントとなる部分を慎重に打合わせして決めていきます。

 

 

 

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慣れたやり方とは違う施工方法をお願いするのは施工側にとっては負担のかかることですが、今回の施工者さんは頑張ってくださっています。無人の現場の整頓された綺麗さなど、関わる人の数値化できないちょっとした配慮の積み重ねも、きっと建物の質に表れてくることでしょう。

 

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投稿者:yama

山口 健太郎

山口 健太郎 【やまぐちけんたろう】 シニアパートナー
一級建築士・宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランニング技能士
建築・不動産の知識をベースに、暮らし全体のコーディネートをするのがモットー。ランニング好きな一児の父。