秋田 断熱住宅ツアー

秋田の住宅会社、もるくす建築社さんの手がけられた住まいを見学するツアーに参加してきました。

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最初に訪れた工事中の現場では、外壁への断熱材充填の施工や、窓廻りの気密施工などを見学。一般的な現場では、柱間へ100mmのグラスウールを入れることが多いのですが、こちらは柱の外側にさらに200mm、計300mmもの厚さのグラスウールを充填します。
グラスウールを充填するための下地組や、充填施工時の注意点など、大工さんが丁寧に説明して下さいました。

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既にお住まい中の住まいも見学。外は一面の雪にも関わらず、家の中はポカポカ。

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こちらは窓が外れているのではありません。
「ドレーキップ」という、内開きと内倒し、二通りの開き方が可能な窓です。
ドイツ語で、「ドレー」は回す、「キップ」は傾ける、という意味。合わせてドレーキップ。
普段は内倒しとして換気をし、掃除などの際は内側に開く、というのが主な使い方で、ハンドルを回すことで枠が密着し隙間がなくなるので、断熱性の高い窓になります。

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最後に見学したのは、なんと工事中から完全オフグリッドという住まい。
太陽光や薪ストーブなどの熱を使いまわす仕組みが導入されています。

北国の住まいの断熱性については話には聞いていましたが、実際に体験するのは初めて。
改めて、その温かさを実感できたのは大きい収穫でした。